JKAS(住宅ローン相談窓口)の冊子紹介(1)「住宅ローンの支払いが厳しくなる本当の理由」(その2)



皆さん こんにちは 新名です。

JKAS(住宅ローンに困ったときのあなたの街の相談窓口)の小冊子紹介の2回目です。

お金に関する心配事は心を病んでしまいます。実は私にも経験がありますが、事業の不調時にお金がどんどん減っていく状態をどのように乗り切るか?夜も寝れないようなことがありました。心を病んでしまうと、余りいい方向には頭が向きませんし、不眠や頭痛、感情起伏、動機、息切れ、呼吸困難など一気に悪い方向に向かってしまいます。そのような時こそ、思い切って相談することが、徐々に問題を解決できる方向に向かわせてくれます。よし、相談をしよう!と決めることが問題の半分以上は解決できてしまいます。ですから、少しでもおかしいと思ったときは是非、思い出してください。「再生は必ず出来ます」

さて、今回は(1)住宅ローンの支払いが厳しくなる本当の理由の2回目です。

 

住宅ローンを払えなくなる人が急増

住宅ローンは30年返済、35年返済と、長期に亘って支払っていくのが通常です。

自身の収入や生活スタイルに合わせて、住宅ローンの年数を決定しています。

しかし、返済能力を超える住宅ローンを組んでしまっている人がいるのも事実です。

住宅ローン返済に当たっては、無理のない慎重な計画を立てる必要があります。

金融機関の一般的な規定では、返済期間を「完済時年齢満80歳未満までの範囲で最長35年まで」と定められています。

しかし、実質的には定年後にも住宅ローンを支払うのは、容易ではないはずです。多くの人は出来るだけ繰り上げ返済して、短期間で完済することを目標にしています。

住宅金融支援機構の統計調査では、貸出期間が35年以下は10.7%、30年以下が44%、25年以下が27.1%となっています。

この結果を見ても、出来るだけ早く返済したい考えが分かります。

ちなみに、2022年10月現在の住宅金融支援機構の「フラット35」の金利情報は

・返済期間:15年~20年 年1.32~念2.81%

・返済期間:21年~35年 年1.480~2.97%

数年前に比べて徐々に金利が上昇しています。

先ほどの返済期間の話しに戻りますが、当初の借り入れ期間が26.7年に対して実際の平均経過年数が14.4年になります。

多くの人が繰り上げ返済していることが分かります。

その一方で、住宅ローンが返済できなくなる人たちもいます。

ちょっと古いですが2012年の総務省統計によると3か月以上の返済遅延の世帯主年代は40代が一番多く、次いで50代、60代となっています。

この結果から、長期の返済で高齢になってから、破綻する傾向が多いことが分かります。

 

では、次回をお楽しみに

全てのご縁に感謝です。