皆さん こんにちは 新名です。
JKAS(住宅ローンに困ったときのあなたの街の相談窓口)の小冊子紹介の5回目です。
秋ですね。大阪南部ではだんじり祭りが9月頃から10月にかけて行われています。勇壮な姿や一生懸命に稽古する姿には、頭ではなくて体が感動してしまいます。やはり生きる事とは何か?とかを体で表現することには圧倒されます。私たちの日々の健康には心と体そして、お金が不安がないことが必要ですね。
さて、本日は(1)住宅ローンの支払いが厳しくなる本当の理由の5回目、最終回です。
物価価格の高騰と住宅ローン
国土交通省の「不動産市場動向マンスリーリポート」統計によると
2013年の後半から地価が上昇しています。
2020年の東京オリンピックの開催で、拍車がかかったようです。
同じく、国土交通省の令和4年都道府県地価調査でも
「全国の地価動向は全用途平均で3年ぶりに上昇」となっており
コロナ終息の兆しが見えた結果ともいえます。
さらに、ウクライナへのロシアへの侵略により世界的な部品調達困難や輸送費の増大により
建築用の原材料費の高騰や食料品、日用品にまで物価高騰の波が止まりません。
また、同じ国土交通省の2021年度住宅経済関連データによると
住宅ローンの年間返済額は、注文住宅・分譲住宅とも100万円以上150万円未満が一番多く
次いで、50万円以上100万円未満となっています。
中古住宅に関してはその逆で、50万円以上100万円未満が一番多く
100万円以上150万円未満が次に多くなっています。
不動産の売買価格の上昇があれば、比例して年間返済額もアップします。
同様に2020年の実収入の統計では、勤労者世帯の全国平均月収は61万6670円でした。
年間では740万円であり、例えば先ほどの住宅ローンの年間返済額に当てはめて
100万円以上150万円未満だったとします。
仮に740万円の年収から150万円の住宅ローンを支払ったとしても
590万円の生活費が確保でき、特段の贅沢や浪費がなければ十分生活していける範囲になります。
しかし、・・・
破綻理由のところでもあげた、失業(リストラ)、給与や賞与の減少、予期しない病気、離婚や別居など、予測外の出来事があればそれも崩れてしまいます。
住宅ローンを組む際にも頭金を用意するなど、しっかり余裕をもって組むことが大切です。
それでも返済が不能になった場合に、
競売による売却の他に任意売却という方法もあります。
市場価格に近い金額で売却できるため、検討してみることをお勧めします。
次回は、(2)自宅を売却して、新しい家に引越しして、住宅にかかる経費を抑える方法
がスタートします。ご期待ください。
全てのご縁に感謝です。