JKAS(住宅ローン相談窓口)の冊子紹介(4)「離婚した時に自宅を売却するベストな方法」(その6)



皆さん こんにちは 新名です。

JKAS(住宅ローンに困ったときのあなたの街の相談窓口)の小冊子紹介4冊目の6回目です。

本日は、22日に事前に記事を書いています。最近読んでいろ本は「のぼうの城」という戦国時代のものです。人の生きざまは現代より洗練されたものかもしれません。かなり参考になりますよ。

 

さて、本日は小冊子(4)離婚した時に自宅を売却するベストな方法(・住宅ローン問題、・共有名義の問題、・連帯債務の問題)の6回目です。

連帯保証人を外れる方法

前回の「対策について」にも付随する話ですが、連帯保証人を外れる方法を紹介します。

前回の場合でも、妻が連帯保証人を外れることができれば、対策としてはベストです。

しかし、現実問題は、連帯保証人を外れるのは容易なことではありません。

連帯保証人を外れる方法は、以下の2通りあります。

1.銀行と話し合う

2.夫がローンの借り換えを行う

1.銀行と話し合う

まずは銀行と話し合って連帯保証人を抜けさせてもらう方法です。

結論からいうと、この方法は難しいです。

なぜなら、、連帯保証人で融資を受けたということは、

そもそも「妻を連帯保証人にいれないと融資できない」ということだからです。

つまり、「夫一人で融資するには不安なので、きちんと妻である

あなたが保証人になってくださいね」という意味で妻が連帯保証人になっているのです。

そのため、銀行と話し合って連帯保証人を抜けるには、自分の代わりとなる連帯保証人を

用意するか、別の不動産を担保に入れる必要があります。

つまり、自分が「保証」を抜ける代わりとして、「人」か「モノ」で補うということです。

ただ、保証人は基本的には親か妻しかなることができないので、夫の親御さんに依頼

する必要があります。

 

2.夫が住宅ローンを借り換えを行う

自分が連帯保証人を抜ける2つ目の方法は、夫に住宅ローンを借り換えてもらうことです。

つまり、主たる債務者が夫であり連帯保証人が妻であるという状態を、

主たる債務が夫だけで住宅ローンを組みなおすということです。

ただ、先ほどいったように「妻が保証してくれないと融資はできない」ということで

妻が連帯保証人になっているのです。

そのため、たとえば夫の年収が上がっていたり、頭金が増えていたりしない限りは

夫名義での借り入れは難しい可能性が高いです。

しかし、時代が変われば銀行の審査基準も変わります。

特にネットバンキングの台頭などにより、審査は緩くなっているケースもあるので

銀行に打診してみる価値はあります。

 

 

次回は、(4)離婚した時に自宅を売却するベストな方法

の7回目です。ご期待ください。

全てのご縁に感謝です。