JKAS(住宅ローン相談窓口)の冊子紹介(4)「離婚した時に自宅を売却するベストな方法」(その9)



皆さん こんにちは 新名です。

JKAS(住宅ローンに困ったときのあなたの街の相談窓口)の小冊子紹介4冊目の9回目です。

 

最近は、暮れるのが速いので、1日が短く感じられます。でも夜は長いので長く感じる方も多いでしょうか?

 

さて、本日は小冊子(4)離婚した時に自宅を売却するベストな方法(・住宅ローン問題、・共有名義の問題、・連帯債務の問題)の9回目です。

引渡し時期はデッドラインを決める

また、引渡し時期に関しても、基本は前回の「売却価格の下限」の内容と同じです。

夫婦によって、「売却価格」を優先するのか。「売却スピード」を優先するのかは異なり

ます。

そのため、引渡しの時期のデッドラインを明確に定めておかないと、ずるずると売却活動が

伸びてしまう可能性があるのです。

 

値引き交渉時に困る

このように、売却価格の下限を決めておき、引渡しのデッドラインを決めておかないと

購入検討者から値引き交渉されたときに困ります。

たとえば、4月1日に4300万円で売り出していた物件に、5月末に

「4100万円であれば購入します」という200万円の値引き交渉があったとします。

そのときに、仮に「物件の下限は4000万円」「引渡し時期のデッドラインは

7月中」と決めていたとします。

そうなれば、物件価格の下限は下回っていませんし、このタイミングで売買契約を結べば

7月中の引渡しは実現可能です。

しかし、売却価格と引渡時期を決めていなければ、意見が割れる可能性があります。

たとえば、一人は「まだ売り出して2カ月弱だからもっと高く売れる人を探そう」といい

もう一人は「今売ってしまおう」のような状態です。

このような状況になってしまうと、仲介をしている営業マンが購入検討者に対して

明確に返答できません。

購入検討者への返答が遅れれば遅れるほど、購入検討者の購入意欲は下がっていきます。

そのため、結果的に物件を高く早く売却できるチャンスを逃してしまっているという

ことです。

不動産会社選びには気を付ける

また、不動産会社選びは、通常の売却以上に気を使って選ばなければいけません。

もちろん、通常の売却と同時に「丁寧」「迅速」「正確」な対応をしてくれる営業マン

であるに越したことはありません。

しかし、この3要素と同じくらい「調整力」と「交渉力」も大切な要素になります。

 

次回は、(4)離婚した時に自宅を売却するベストな方法

の10回目、最終回です。ご期待ください。

全てのご縁に感謝です。