ザ・ゴールの紹介④ ~亀裂~



みなさん こんにちわ 新名です。

「ザ・ゴール」の紹介の4回目です。前回(3月19日)のブログでは、主人公である工場長アレックス・ロゴの工場が後、3か月後に閉鎖されるという危機的な状況にある中で、恩師と邂逅(たまたま出会うこと)したことがきっかけで、一筋の光が見えてきた。 といった内容でした。(余り、詳細には説明できていなかったですが・・・)

今回は「亀裂」です。3か月で数百人の工場の状況を好転させなければ、工場閉鎖すなわち全員クビ!になります。何とか必死で解決策を探そうとしますが、何から手をつければよいのか?皆目わからない状況です。この恩師ジョナはまるでなぞなぞのようなことをします。すなわち、会社の究極の目標とは何か?を自分で答えを探させるというものです。「効率化」「シェア獲得」「顧客満足」などなどと考えますが、最終的に「お金を儲けること」というシンプルなものに到着します。

ここでも、皆さんは「当たり前」じゃないか?と思いませんか?そうです。実はこれも当たり前なのですが、当事者になるとその当たり前が見えなくなってしまいます。で、次のお題です。儲けることをどのように測るのか?そしてどのようにコントロールするのか?です。

この事例では、自分の頭で考えるようにジョナは答えを教えません。これは、自分の頭で物事を整理していくことが何よりも大切であることだと思います。例えば、ある目標を達成するために「Aを実施してから、Bという結果を得る。」という計画を立てたとします。これが予想通りにいかなかった場合には、AではなくCの方法にしたり、A+Cを同時に実施したりと次のアクションを取ることが出来ます。このように物事をじっくりと明晰に考えることが出来れば、解決は見えたも同然となります。

さて、この章の最後でもなぞなぞが出ます。「従属事象」と「統計的変動」がどのようにこの工場に影響するかが分かったら「答え」を聞かせてくれ。 というものです。「従属事象」とはAが起こるためには、Bがおこならなければならないこと。「統計的変動」とは、情報には正確に定めることができないものがあること。です。

是非、皆さんの場合に当てはめて考えてみてください。何か新しいことが見えてくるかもしれません。

全てのご縁に感謝です。

次回をお楽しみに!