ザ・ゴールの紹介⑤ ~ハイキング~



みなさん こんにちわ 新名です。

「ザ・ゴール」の紹介の5回目です。前回(3月23日)のブログでは、主人公である工場長アレックス・ロゴは、会社の究極の目標は「お金を儲けること」であることまでは到達できましたが、次のお題「どのように測り」「どのようにコントロールするのか」を具体的に考えることが課題となりました。工場が後、3か月後に閉鎖されるという危機的な状況にある中で、何をのんきな事してるんだ!と主人公のアレックス・ロゴは焦りを感じています。

そんな中、息子デイブのボーイスカウトの先導者として、ハイキングに行くことになりました。今回は「ハイキング」です。15人の男の子を率いて、ハイキングに出発です。1列で歩いて出発して間もなく、隊列が大きく広がってきました。よく見ると、少々肥ったハービーという子が重そうな荷物を抱えて汗をかきながら歩いています。その後ろの子はなんとも気の抜けたような歩きをしていました。こんな状況では、目標地点まで時間内に到達することは出来ない状況です。そこで、ハービーを先頭に歩かせることと、ハービーの負荷(具体的には荷物をみんなで分散化した)を低減することにより、全体としての速度を向上させることに成功しました。

実は、これは「従属事象」と「統計的変動」の一例として考えることができるようです。ハービーの順番を変えたこと(先頭にしたこと)が「従属事象」で、荷物をみんなで持ったことが「統計的変動」に影響すると思います。

このように全体の成果(会社でいうところの儲け)は「従属事象」と「統計的変動」の影響を受けるため、ハービーを探すことから始めれば良い ことがわかります。このハービーのことを「ボトルネック」というそうです。

ボルトネックとはその言葉の通り、ボルトのクビ部分で、ここが小さいと中のものは少ししか出ません。このを広げることが、中のものを早く出す方法ですよね。ですからこの考え方も実は「当たり前」(コモンセンス)だと思われます。皆さんの生活の中でもボルトネックはあると思います。探してみては如何でしょうか?

全てのご縁に感謝です。

次回をお楽しみに!