ザ・ゴールの紹介⑥ ~ハービーを探せ~



みなさん こんにちわ 新名です。

「ザ・ゴール」の紹介の6回目です。前回(4月16日)のブログでは、主人公である工場長アレックス・ロゴは、たまたま息子デイブのボーイスカウトの先導者として、ハイキングに行くことになり、その中の「従属事象」と「統計的変動」をコントロールできた ことを紹介しました。

今回は、この教訓を元にして、工場のコントロール行う中で、「ハービー」探しをするものです。

工場の主要メンバーと話しをしてみますが、工場の場合、次に何をすればいいかがわかりません。そこで、メンターであるジョナに電話で相談してみると、「工場内のリソース(資源)をボトルネックと非ボトルネックに分けること」そして、「ボトルネックを探すこと」を言われます。例のごとく答えは自分で見つけるしかありません。工場が潰れる前に見つけ出す必要があります。数百人が働く、機械化された工場の中で何がボルトネックなのか?一同、必死で捜索を開始しました。しかしながら机上でデータとニラメッコする時間が空しく過ぎていきます。そこで、一目でわかる方法をみんなで考えたところ、すぐに2つのボトルネックがあることがわかりました。さて、次に何をするのか?ジョナに手を借りて、現場を見に行くと、ボトルネックの機械が動いていない状態でした。ボトルネックが動かないと全体の目標達成のスピードが落ちるため、大きな損失になります。このようにボトルネックの負荷を減らす方法はよく考えるとわかるものでした。目から鱗です。良ーく考えるとわかるはずですが、物事が複雑であるために、「思考停止」状態に陥ってしまうことが、一番の理由のようです。また、ボトルネックの荷を軽くして、動きやすくすることを作業員全員が認識できる方法を考えることで全体のスループット(成果物=利益)が徐々に上昇していきました。このように複数のメンバーが同じ目的に向かっていくときに、問題解決に向かうことは、どんな組織でも当てはまりますね。

全てのご縁に感謝です。

次回をお楽しみに!