不動産アーカイブス ~里道~



みなさん こんにちわ 新名です。

このブログは9月22日に書いています。本日は、日々の業務の中でのトピックを記録するためのアーカイブス(重要記録の保存という意味らしいです。)を書いてみます。

先日、趣味のお稽古事(私は空手の練習生です)の仲間であるご夫婦から、ある相談を受けました。

相談内容は、

・お住まいの敷地から道路に出るための道が、現状では確保されていない。(駅に近い土地ですが、少々複雑な土地です)

・当該の道路に隣接する土地(約70坪)を所有する所有者側の大手不動産会社の担当者から、その土地を坪10万円以上で買わないか?と持ち掛けられた。

・特に、その土地を必要としている訳ではないが、第3者の買収された場合に、道路への通行が困難になるのではないか?と不安である。

そこで、以下のアドバイスをさせてもらいました。

・良く調査する必要があること。土地の登記簿を取得すると共に、市町村の都市計画課や道路課に出向いて、土地の種類や道路の種類、性状を確認した方がいい。

・また、土地は境界の確定が大きな問題となる可能性がある。その点もよく調べたほうが良い。

すると、数日後に再度来店されました。結果は

・売却予定の土地の隣には里道(道路法の適用のない法定外公共物である道路)が隣接している可能性が高く、購入する必要はなくなった模様。

必要のないものを購入しなくて良かったですね。ということになりそうです。またその土地は、前面道路が狭いこと、平たん地とひな壇が合わさったいること、形状がよくない事から

いくら駅が近いとはいえ、法外に高価な単価でした。

不動産の売買に限らず、何事も「明晰に考えること」が重要ですね。

次回をお楽しみに!