社会人になった(続き その1)



みなさん こんにちわ 新名です。このブログは10月13日に書いています。

断捨離のつもりで自分の過去を書いています。前回までは、入社から5年くらいまでの記憶だと思います。

さて、私は日々のルーティーン作業に適していないと思います(会社員向きではない・・・)が、幸い次の仕事を授かりました。それは、当時の原子燃料工業株式会社ではあまり実施していない分野「プラントサービス」という業務でした。原子力発電所では、より安全性や効率を向上させるために、既存のプラントシステムを改善することを実施していました。そのお手伝いとして、私たちが、改善提案をして、可能な限りの適性価格で提供するサービスを開始していました。

その中で、ある中枢システムへのバックアップ用としての配管系の設計、施工業務を受注し、なんと私がそのプロジェクトリーダーと任命されてしまいました。何せ、当時の上司(京都大学出身の頭の切れる方)を設計員として、指示する立場になってしまいました。全体のスケジュール管理、客先への説明、機器メーカーとの仕様打ち合わせ、施工について打ち合わせ等、全体を見渡し、予算内に仕上げることを学習していったと記憶しています。もちろん、国内や海外の法律関係もきっちりとクリアしないといけません。目まぐるしく忙しくしていましたが、学ぶべきものが多く、充実していました。

このようなプラント関連のプロジェクトを数件こなしていくと、不思議ですね。慣れていきました。ですから、わからないことは、すぐさま電話、ネット検索(当時はまだネット検索の時代ではなかったですが・・・)、知ってそうな人に相談と次々と自身の世界を広げて行けたと思います。

そして、会社員として、最後の方では、事業所内のごみの問題を解決する方法(焼却炉)の設計・施工を実施することになりました。これは、別の意味でかなりハードルが高かったです。これまでの業務は対外的な満足度向上を目指していましたが、「社内」となると難易度は格段に上がります。各部署の言い分というか権益というか、決して譲らない状況の中で時間と予算の制限がある状況で、この焼却炉を何とか無事に運用まで達成させることが出来ました。実は、このような中で、私の中では、このまま会社員でいいのか?他にもっと学ぶべきことがあるのではないか?と模索を続けて、試行錯誤の日々を過ごしていました。

そして、ある時、一冊の本「金持ち父さんのキャッシュフロークワドラント」に出会うことで、一気に学習の方向性が変化していきました。

 (次回に続く)