収益物件を取得しよう! 言葉の理解 積算評価



みなさん こんにちは 新名です。

 

今回は、言葉の学習「積算評価」です。

積算評価とは、物件の担保力とも言われるもので、主に金融機関が用いる評価に

なります。

また、積算評価は土地と建物に分けて見積もったものを足し算して算出するもの

です。具体的にみてみましょう。

 

例題の物件は、泉佐野市鶴原にある中古戸建です。

まずは

土地の評価です。

評価には、路線価を用います。これは、インターネットで「全国地価マップ」などを

検索すると分かります。例題の場合には、31Eと書かれています。これは1㎡あたり3万1千円

ということを示しています。

ですから、31000円/㎡×69.2㎡=2,145,200円

となります。

 

次に、建物の評価です。国税庁のHPを見に行くと、建物の法定耐用年数が記載されています。

ここには、木造の住居用のものは22年と表記されています。

例題の場合には、昭和49年の新築ですがら、22年以上となり、建物の価値は0円

となってしまいます。

仮に、新築後10年しか経過していない場合には以下のような計算をします。

床面積×建築単価×築年数による減価

=69.2㎡×15万円/㎡×(22-10)/22

=595万円

となります。木造の場合には、およそ10年で半分の価値になる感覚ですね。

 

結果的に、例題の場合には積算評価は約214万円となります。

 

後は、金融機関毎にいろいろな指標があります。例えば、高低差の有無、用途地域の種類

道路状況(角地や2方向道路など)やエリアの人口増減動向、などの項目が金融機関に

よって異なっているために評価が異なることになります。

 

すべてのご縁に感謝です。