不動産投資の勉強 5(3つの投資指標)



皆様、こんにちわ 新名です。

本日は不動産投資の3つの投資指標についてです。

1 表面利回り

2 実質利回り

3. ROI

では、それぞれの中身を見ていきます。

1. 表面利回り

投資の世界でよく言われる「利回り」とはこの表面利回りのことを指すことが多いようです。例えば1000万円の物件を取得して、その後、年間100万円で賃貸(約83000円で賃貸)できたとします。その場合、(100万円/1000万円)=0.1=10%となり、このことを「利回り10%」といいます。

逆にみると、投資したお金1000万円は10年経過すると還ってくることを指しています。以前に勤務していた会社でも投資の回収期限がありました。計算方法は全く違いますが、回収期限は3年から5年であったと記憶しています。

2. 実質利回り

上記の例では、「1000万円で物件を取得」とありますが、物件を取得するためには本体価格以外にも様々なお金が必要です。・仲介手数料、・印紙税、・登録諸費用、・融資諸費用、・不動産取得税などなどです。一般的に諸費用は10%程度と言われますから取得には1100万円が必要となります。

また、「年間100万円で賃貸」とありますが、ここにも・管理費・修繕積立金、・委託管理料、・固定資産税・都市計画税などなどです。これも一般に20%が必要と言われますから、年間の賃貸料は80万円になります。

よって、この場合の実質利回りは(80万円/1100万円)=0.073=7.3%となります。

3.ROI

このROIの概念は割と難しかもしれません。ROI(Return On Investment)は、「自己資金に対する1年あたりの回収率」を指します。

例えば、1000万円の物件の内、100万円を自己資金で取得した場合、年間の家賃100万円からローンの返済分(70万円と仮定します)を引いた、30万円が手元に残ることになります。ですからROIは30万円/100万円=0.3=30%となります。

この考え方は、手元にお金を素早く回収する方法として大切なものです。

全てのご縁に感謝です。

次回をお楽しみに!